込めない思いを…
その時 その時の自分にとって 大切な事や 夢に向かう思いは
強すぎるのも 気を付けるひとつとしています。
自分でも絵を描くようになってから 何人もの人の仏画を見るようになり
同じお手本の仏画でも 描く人によって仏様のお顔が全く違ってきます。
描いている人に似てくると言いますが 本当に違がってくるのが
不思議でもあり また描いている人がそこに出てくるんだろうと思えます。
私は一つだけ 気を付けていることがあります。
それは『思いを込めない』ことです。
思いを込めてしまうと 仏様を描かせていただいているのではなく
自分を仏様にのせて仏画を描いているように感じるので
描くときには筆先に集中するように心がけています。
『綺麗な線を… 綺麗に色を…』と
このことのみ 自分に言い聞かせて 筆を持ち描き始めます
綺麗な線 綺麗な色 綺麗な線 綺麗な色
込めるとは違う集中の時の中にいます