私の仏画 大日如来

 

ずっと… 籠って… 真摯に…

やっと… 描けた 私の『大日如来』

尊敬する大好きな方から ヒントを頂き 『描いてみる!』と…

描きだしてから 大それたことをしているのに気づくっていう

いつもの私らしい展開に

でも 大日如来に むきあって 静かになる心と 真剣にすすめる線

今まで 何度も お会いしている お顔も お姿も

描いてみると… 見てはいるけど 見ているだけだったことに気づく…

凄い挑戦しちゃったけど 描いてみて良かった… そう思う

 

これから また 何枚も描いて もっとラインを つかんでいきたい 私の大日如来

そして

まだまだ 挑戦したい 描いていきたい そう思う毎日

 

日本の伝統色の絵具の色墨を硯でゆっくりと磨って

色を作り 塗り重ねる

その作業もとても好きです

 

美大に進みたかったのだけど 家族から反対されて諦めちゃった時

美術の先生に 『何で言わなかったんだ!!』と言われたことを思い出す

 

美術の先生は 私の小学校の校長先生だった方

そして なんと 私の母の中学の担任の先生だった方なんです

『お前のことは 小学校のころから見たいた。美大に行きたかったんじゃないのか』

反対されたことを伝えると

『何をやってるんだ!!あいつは!! 子供の教育は 借金しても進学させてやるもんなんだ!!

何で言わなかったんだ!! お前が言ってくるの待っていたんだ

俺に言えば どこにでも推薦書書いてやったのに! 大学の教授たちは みんな俺の教え子だ!!』

 

今でも覚えている桐原先生の言葉です

いつも穏やかな 優しい 素敵な方だったので とても驚きました

 

この言葉を聞いてから 何十年も経っているけど 忘れられない

この時の美術室での状況も覚えてる 今でも目に浮かぶ

 

ヒントを頂かなかったら 描いてなかった仏画だけど

納得のいくものを描いてみようと思います

 

作品として見ていただけるように

 

 

 

 

 

 

ブログ

前の記事

天空の光へ